【エージェントに頼る前に】自分にぴったりの留学スタイルを見つける方法

はじめに:留学って何から考えればいいの?

「留学してみたい!」と考え始めたものの、どんな方法があるのか分からない…そんな大学生は多いのではないでしょうか?

そもそも、なぜ留学に憧れたのでしょう?

英語を話せるようになりたい
外国人の友だちを作りたい
海外に住む経験をしてみたい

いろんな理由があると思いますが、大学生ができる留学には主に 「交換留学」「語学留学」「ワーホリ(ワーキングホリデー)」 の3つがあります。

このブログでは、2回の留学経験を持つ筆者が、交換留学・語学留学・ワーホリの違いやメリット・デメリットを留学初心者さん向けに解説します。
留学には憧れてるけど、どれが自分に合っているか分からない…」と悩んでいる大学生の方に、次のステップを考えるヒントをお届けします!

「留学したいから留学エージェントへ」はやめよう

留学したい!」と思って、「留学 ○○」と検索して出てきた記事を読んでいませんか?
でも、その記事はどこが発信しているもの
でしょうか?

おそらく、ほとんどが 「留学エージェント」 のサイトです。

試しにGoogleで検索してみると…
🔍 上位5つの記事が「スポンサー(広告)」付き
🔍 1ページ目のブログはすべて留学エージェントが執筆

この状況を見ると、留学エージェントの情報が検索結果を独占しているのが分かります。

「とりあえず話を聞きに行こう!」とエージェントに相談するのは危険です。
なぜなら、その時点で多くの選択肢を狭めてしまう可能性があるから。

では、なぜエージェント頼みの留学がリスクなのか?
それは、留学の種類を知ることが重要だからです。留学エージェントはそのエージェントでできる留学しか提示してきません。自分の心が決まるまでは、エージェントのカウンセリングは申し込まないようにしましょう。

大学生ができる留学3選:語学留学・ワーホリ・交換留学

留学をしたいと思った大学生のあなたが取れる選択肢は主に3つあります。

語学留学:長期休暇を利用して海外の語学学校に通う
ワーホリ:特別なビザを使って働きながら海外で暮らす
交換留学:決められた期間、海外の協定校に通う

細かく分類をするともっと種類があるのですが、まずはこの3種類から考えてみましょう。
調べていくうちにいろんな制度に出会い、自分に合った留学を見つけることが出来ますよ!

語学留学

📍 特徴:長期休暇を利用して海外の語学学校に通う
📍 期間:数週間~数カ月
📍 おすすめの人:英語力を上げたい、短期間で留学を体験したい

語学留学のメリット:気軽に渡航できて観光を楽しめる

大学の長期休暇や、1学期間の休学を活用すれば、気軽に海外で学べるのが語学留学の最大のメリットです。

また、以下のように参加しやすい制度が整っています。

  • 大学が紹介するプログラム(大学経由で安心して手続き可能)
  • 留学エージェントのサポート(手続きがスムーズ)
  • 短期間なら観光ビザで渡航可能(特別なビザ申請が不要)

さらに、語学留学は英語以外の言語にも対応しています。
例えば、筆者がマレーシアで通った「ELEC」という語学学校では、中国語コースも開講されていました。

その他に第二外国語を学ぶという選択肢もあります。
✅ 韓国語を学ぶなら、韓国の大学付属「語学堂」
✅ 中国語を学ぶなら、中国・台湾の大学の語学センター

多くの大学生が第二外国語を学びますが、実際に現地で学ぶことで、より実践的な語学力を身につけることができます。
第二外国語の語学留学をしながら、英語で交流することで一石二鳥なんてこともありますよ。

語学留学のデメリット:現地のコミュニティに入る機会がない

語学留学の落とし穴は、現地の人々との交流が少なくなりがちなことです。大きな原因は下記2点です。

  • 毎日会うのは海外の留学生(同じ語学学校の生徒ばかり)
  • クラスに日本人が多いこともある(日本の大学の英語授業と変わらない場合も)

例えば、筆者がマレーシアに留学していた際、私のクラスはロシア・イラン・韓国・イエメンなど国際色豊かな一方で、隣のレベルのクラスは全員日本人でした。

また、英語圏での留学だったとしても、
「クラスメートが非ネイティブの留学生だから、ネイティブの英語環境とは言えなかった」という声もよく聞きます。

実際に、英語が得意な友人がフィリピンの語学学校へ行った際、仲良くなったのは英語が苦手な中東の学生たち。結果として「シンプルな英語で意思疎通を図るスキル」が身についたそうです。筆者もマレーシア留学でいちばん仲良かったフランスの女の子からは、フランス語風英会話をたくさん学びました(笑)
それもそれで素敵な経験ですが、英語力アップが目的だと残念なこともあるでしょう。

語学留学が向いている人:観光を楽しみながら国際交流をしたい人

海外での非日常感を楽しみたい人
観光しながら、気軽に世界中の友達を作りたい人

語学留学の最大の魅力は、国際交流をしながら、気軽に海外生活を体験できることです。

例えば…
🌏 友人たちとレストラン巡りや休日旅行
🍽 各国の料理を持ち寄ってピクニック
🏙 数日かけて都市を観光

留学という特別な環境で、世界中の友人と一緒に過ごせるのは、語学留学ならではの魅力です。

ワーキングホリデー(ワーホリ)

📍 特徴:特別なビザを使って、働きながら海外で暮らす
📍 期間:約1年間(国によって2年も可能)
📍 おすすめの人:現地で働きながら生活したい、自立した留学をしたい

ワーホリのメリット:現地でのリアルな生活を体験できる

ワーキングホリデー(ワーホリ)は、観光や留学とは異なり、実際に現地で働きながら生活することができるのが大きな魅力です。

収入を得ながら滞在できる
現地の人々と深く関わる機会が多い
語学だけでなく、仕事のスキルや異文化対応力が身につく

例えば、カフェやレストランのアルバイトを通じて、お客様と日常的に会話することで実践的な語学力が身につきます。

日本の大学生でありながら、毎日働くことで支出のやりくりを考えたり生活力が鍛えられるでしょう。

ワーホリで得た経験は、将来のキャリアにも活かしやすく、就活のエピソードでは大きな強みになります。数か月おきに都市を変えて生活したり、稼いだお金で旅行をしたりと、その自由さも強みですね。

ワーホリのデメリット:費用と労働環境

ワーホリは「働きながら滞在できる」とはいえ、最初から安定した仕事が見つかるとは限りません

初期費用がかかる(渡航費、ビザ申請費、稼げるまでの生活費など)
労働環境が厳しいことも(現地の人と比べて時給が低い、重労働の仕事が多い)
語学力が低いと仕事の選択肢が限られる

例えば、英語力があまり高くない状態でワーホリに行くと、最初は日本人経営のレストラン(ジャパレス)や清掃の仕事、農園の仕事しか見つからないこともあります。
業務によっては決まりきった英語しか使う必要がないことも。

筆者は英会話サービスを扱うインターンをしていた時に、「オーストラリアでワーホリをしていたが、ネットフリックスを見るときしか英語を使わなかった」と話すお客さんに遭遇したことがありますよ。

現地での生活をスムーズにするためには、事前の語学力アップ職探しの運が必要です。周りよりスムーズに仕事が見つかったと話す友人ですらレジュメ(履歴書)を30枚以上配ったと話していました。根気も必要になりますね。

また、国によってはビザの種類によって働ける期間や職種に制限があるため、事前のリサーチが必要です。

ワーホリが向いている人:海外での自立した生活を楽しみたい人

長期間海外で暮らしてみたい
現地の人々と交流しながら働きたい
語学だけでなく、仕事の経験も積みたい

ワーホリは、単なる「留学」ではなく、実際に働きながら異文化の中で生活する体験ができます。

例えば…
🌏 バリスタとして働きながらオーストラリアのカフェ文化を学ぶ
🍇 ファームジョブで働きながら、世界中のワーホリ仲間と交流
🏡 ルームシェアをしながら、現地の生活習慣を体験

海外での長期滞在を考えている人にとって、ワーホリは「試しに海外で暮らしてみる」ための最適な制度ともいえます。実際にワーホリに行って、現地の永住ビザを狙っている日本人に出会えて刺激を受けたと話す人もいます。
海外に住むという選択肢を得られるのは素敵ですね。

交換留学

📍 特徴:決められた期間、海外の協定校に通う
📍 期間:1学期/1年
📍 おすすめの人:大学の授業を海外で受けたい、学費を抑えながら長期留学したい

交換留学のメリット:学費が安く、現地学生と学べる

交換留学の最大のメリットは、学費を抑えつつ海外の大学で学べることです。
通常、海外の大学に直接留学すると高額な授業料がかかりますが、交換留学の場合、授業料は日本の大学に支払うだけなので費用を節約できます。

物価が日本とかわらない国であれば、独り暮らしの仕送りと同じ額で海外生活が楽しめたなんてこともざらです。

学費が安い:直接留学よりも費用が抑えられる
現地の大学生と学べる:ネイティブ環境で授業を受けられる
学割が使える:学生としての身分が保証されている

また、現地の学生と同じ授業を受けるため、大学の講義を通して専門的な知識を学ぶことができます。語学学校とは違い、日常会話だけでなくアカデミックな英語力も鍛えられるのが特徴です。

毎日決まった学校や授業に向かうため、日本の大学と同じように海外の友人を作ることが出来ます。筆者は台湾の大学で交換留学をしていました。日本と学校文化が近く、現地の体育祭や部活も楽しみましたよ。

交換留学のデメリット:選考ハードルが高く、事前準備が必要

交換留学は、誰でも行けるわけではないのがデメリットです。
大学の協定校へ派遣されるため、GPA(成績)や語学力の基準を満たす必要があります。イメージは大学受験の時の指定校推薦枠です。

選考基準が厳しい(GPA・TOEFL・IELTSなどのスコアが必要)
授業の難易度が高い(ネイティブと同じ環境で学ぶ)
応募時期が早い(1年以上前に準備が必要な場合も)

また、授業についていくための語学力が求められるため、留学前にしっかりと勉強しておく必要があります。「とりあえず海外に行きたい!」という人には少しハードルが高い選択肢かもしれません。

英語力に自信のない人は韓国やタイ、マレーシアなどアジアの大学を目指すのもおすすめです。非ネイティブが受講する英語の授業は難易度が下がる一方で、いろいろな国の価値観を広く知ることができますよ。

交換留学が向いている人:本格的な海外留学をしたい人

学費を抑えて長期留学したい人
専門知識を海外の大学で学びたい人
海外の学生と交流しながら大学生活を送りたい人

筆者自身も台湾の大学に交換留学し、現地の学生とアルティメットという競技の部活に所属していました。他にも、は公立の学校で育ち、宗教にあまり触れる機会がなかったため、あえてキリスト教系の大学を選び、聖書について学びました。

さらに、留学生向けのイベントにも積極的に参加し、帰国後も交流が続いています。
「留学後もつながる人脈を海外で作りたい」 という人には、交換留学はぴったりの選択肢ですよ!

まとめ:どれが自分に合っている?

語学留学・ワーホリ・交換留学、それぞれのメリットやデメリットを紹介しましたが、あなたが思い描く留学はどれに近かったでしょうか?

留学を考えると、ついエージェントに頼りたくなるかもしれませんが、私の周りでは7人中半分の友人が、自分でビザや住居の手配をしていました。思ったよりも自力で準備できることも多いんです。

「留学で何を経験したいのか」「どれくらいの時間やお金をかけられるのか」は人それぞれ。あなたの理想の海外生活に近づくために、さまざまな情報を集め、ぜひ自分に合った選択をしてくださいね。

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